業務用エレクトロポレーションを歯科で活用した成功事例
今、業務用エレクトロポレーションという美容機器を導入し、デンタルエステを始める歯科医院が増えてきています。しかし、「歯科医院は歯の治療をすることころという認識の患者が多いためニーズがないのでは?」と考える歯科医が中にはいるかも知れません。
確かに、歯や口の健康が美意識のパラメーターとなっている海外に比べると、日本ではまだ歯の健康や美への関心が低く、ニーズはそこまで多くはなっていません。しかし、近年健康ブームやアンチエイジングなどの美容ブームで「美」に関心を抱く人が増え、歯科医院でも保険診療ではなく、審美性や機能性の高い自由診療の治療をあえて選択する患者が増加傾向にあります。よって、この先デンタルエステのニーズが拡大することが予想されているのです。
デンタルエステは、今歯科業界だけでなく美容業界でも注目されているエステです。ただ、デンタルエステが受けられる歯科医院は身近にないというのが現状です。実際に業務用エレクトロポレーションを導入している歯科医院は、患者の美への意識の変化をすばやく感じ取り、身近にデンタルエステができる歯科医院が少ないという現状を逆手に取って、他の歯科医院との差別化のために業務用エレクトロポレーションをいち早く導入しているのです。
業務用エレクトロポレーションは、医学的なシーンでの活躍を期待して研究や開発が進められている最先端技術を美容に転化したものです。そのため、安全性が高く、高い効果が期待できます。業務用エレクトロポレーションは電気パルスによって肌表面の有効成分を肌の奥深くまで届けることが可能です。従来のような注射針や切開をする必要がなく痛みがないのも特徴のひとつで、肌を傷つける心配もないため施術に対する不安感がなく、お試し感覚で始めやすいのも魅力です。
ただ、トライしてもらったのはよいものの、デンタルエステを継続してもらうという課題が残ります。実際に業務用エレクトロポレーションを導入している歯科医院では、気軽にトライした患者に対し、効果を持続するためにも初めの間は短いスパンでの来院をすすめる傾向にあります。これは、効果の持続や安定性というのはさることながら、患者とのスムーズなコミュニケーションという目的もあります。気軽な会話などに発展し、ほかの悩みを相談されるようになって別の治療につながっていきます。つまり、業務用エレクトロポレーションによるデンタルエステには、潜在的なニーズを引き出し収益につなげる手段としての活用も期待できるのです。
継続的に来てもらえるようになったら、徐々に来院間隔を伸ばしていく歯科医院が多いです。「間隔が開くと途中離脱してしまうのでは?」と心配される人もいるかも知れません。しかし、初期の頻回に渡る来院によって信頼関係が築けているため、突然来なくなるようなケースが減るという例が多いです。むしろ、定期的な歯のメンテナンスができるため歯科疾患の予防にも貢献して、歯科医院の評価もアップさせることが可能です。
これからデンタルエステをどう始めていこうかと悩んでいるのであれば、成功している歯科医院の例をもとに、自由診療の収入アップにつながる業務用エレクトロポレーションをとり入れましょう。