水質を改善することで抗生物質削減へ!クリーンな養殖を実現する方法

近年、海外市場では抗生物質の残留基準が厳格化され、持続可能な養殖への転換が求められています。特にEUでは、2022年に薬剤耐性菌対策の強化として、輸入される畜水産物に対する抗生物質の使用制限が制定されました。
しかし、病気のリスクを考えると、抗生物質を完全に排除するのは現実的ではありません。

「病気の発生を抑えたい。でも、抗生物質の使用はできるだけ減らしたい。」

このジレンマを解決する方法として注目されているのが、「水質を最適化し、魚本来の免疫力を引き出す」という考え方。 病気が発生しにくい環境を作ることで、抗生物質の使用を最小限に抑えることが可能になります。
本コラムでは、水質改善による病気予防と抗生物質削減の具体策を解説し、さらに温泉藻類RG92エキスを活用した複合的なアプローチについてもご紹介します。

抗生物質を減らすべき理由とは?水産養殖業界の現状

養殖業において抗生物質は病気対策の切り札でしたが、近年では耐性菌の増加、環境負荷、国際市場の規制強化により削減が求められています。

まずは抗生物質を減らすべき理由について確認していきましょう。

1. 耐性菌のリスク

抗生物質の長期使用により耐性菌(AMR: Antimicrobial Resistance)が発生し、従来の治療が効かなくなる問題が深刻化しています。 養殖場内で耐性菌が増えると、より強力な抗生物質が必要となり、悪循環を招くリスクがあります。

2. 環境への影響

抗生物質は水中に残留し、水質の悪化や微生物のバランスの崩壊を引き起こします。
これにより水質の自己浄化能力が低下し、病原菌が増殖しやすい環境が作られてしまいます。

3. 国際市場の規制強化

EUや米国では、抗生物質の残留基準が厳格化されており、基準を満たさない魚の流通は困難になっています。
さらに、消費者の間でも「抗生物質フリーの養殖魚」の需要が高まっており、持続可能な養殖へのシフトが求められています。
こうした背景から、水質管理を徹底して魚の免疫力を高めることで抗生物質削減を実現するアプローチが注目されています。

水質の悪化による病気リスクと具体的な対策

抗生物質の使用を削減しながら病気を防ぐためには、養殖環境そのものを見直すことが不可欠です。
ここでは、水質悪化が引き起こすリスクと、それを防ぐための対策を紹介します。

1. アンモニア・亜硝酸の蓄積

魚の排泄物や未消化の餌が分解されると、有害なアンモニアや亜硝酸が発生し、魚の呼吸や免疫機能に悪影響を与えます。

【対策】

バイオフィルターの活用により、硝化作用を促進し、有害物質を低減。

水質モニタリングを徹底し、適切なアンモニア濃度(0.5mg/L以下)を維持。

給餌量を適正化し、未消化の餌による水質汚染を防ぐ。

2. 溶存酸素の低下

酸素濃度が不足すると、魚の代謝が低下し、免疫細胞の活動が鈍化します。
また、低酸素環境は病原菌が繁殖しやすい環境を作り出します。

【対策】

エアレーション設備を適切に使用し、溶存酸素(DO)を6mg/L以上に維持。

養殖密度を適正化し、酸素消費量の増加を抑える。

3. pHの変動

pHが適正範囲(6.5〜7.5)から逸脱すると、魚の生理機能が乱れ、ストレス耐性が低下します。

【対策】

pHモニタリングを強化し、急激な変動を防ぐ。

適切な緩衝剤(炭酸カルシウムや重曹)を使用し、pHを安定化。

これらの水質管理を徹底することで、病気の発生を抑え、抗生物質の使用を減らすことが可能です。

温泉藻類RG92エキスの活用

ここまで、水質悪化を防ぐための対策を紹介してきました。
しかし、これらは単一で実施するのではなく、複数の管理手法を組み合わせることが非常に重要です。

ここで紹介する温藻RG92エキスは、温泉由来の微細藻類から抽出された天然成分で、魚の免疫機能をサポートするプレバイオティクスとしての役割を持つ飼料添加剤です。
飼料に混ぜて与えることで、魚の腸内環境を整え、免疫力を高める働きがあります。

また、RG92エキスはミトコンドリアを活性化し、エネルギー代謝を最適化することで、魚がストレスに強い状態を維持できることが期待されています。
これにより、水質の変動に対するストレス耐性が向上し、病気の発生リスクを抑えることが可能になります。

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水質管理とRG92エキスの相乗効果

水質を改善することは病原菌の繁殖を抑え、魚の健康維持に不可欠な要素ですが、それだけでは病気を完全に防ぐことはできません。
そこでRG92エキスを併用することで、以下のような相乗効果が期待できます。

①水質管理で魚のストレスを軽減し、免疫低下を防ぐ。

②RG92エキスで腸内環境を整え、栄養吸収効率を向上させ、病気に強い体を作る。

③病気の発生率が低減 → 抗生物質の使用が抑えられる。

水質の改善を外側からのアプローチとするなら、RG92エキスは魚の健康を支える内側からのアプローチといえます。

実際の導入事例

大分県にある養殖ヒラメの現場ではRG92エキスが実際に使用されています。

ヒラメの養殖は大変難しいそうで、半数がへい死してしまうという環境に悩まされていました。 しかし、RG92エキス導入によって腸内環境が改善。飼料の栄養を効率的に吸収できるようになった結果、約80%が出荷まで生存するようになったと喜びの声をいただいています。

まとめ

養殖魚の健康を守りながら、抗生物質の使用を削減するためには、水質管理の最適化と魚の免疫力向上が欠かせません。
水質を適切に保つことで病原菌の繁殖を抑え、養殖環境を整えることができます。また、温泉藻類RG92エキスの活用により、魚のストレス耐性や免疫機能を内側からサポートすることも可能です。

「水質改善に取り組んでいるが、思うような効果が出ていない」
「抗生物質削減を進めたいが、病気の発生が不安」
「RG92エキスを試してみたいが、導入事例や具体的な方法を知りたい」

このようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください! 水質管理と魚の免疫力向上を両立させることで、より健康で強い養殖魚を育て、持続可能な養殖を実現する方法をご提案します。

詳しい導入方法や事例について知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。

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