ファンクショナルフード学会にて研究成果を発表
2024年、1月19日・20日の2日間に渡って鳥取県・米子市にて開催された「第20回ファンクショナルフード学会学術集会」にサラビオが登壇、RG92についての研究発表を行いました。
ファンクショナルフード学会学術集会は機能性表示食品に関する研究が一堂に集まる発表の場で、過去にはグルコサミンやヒアルロン酸など、様々な機能性食品の研究発表が行われてきた場でもあります。
東京農工大学、順天堂大学、サントリーウエルネス社など、錚々たる顔触れが揃う中、サラビオは「慢性炎症の制御に向けた温泉藻類抽出物RG92の抗炎症効果の検証」と題し、国立長寿医療研究センター炎症・免疫機構研究部と進めているRG92による慢性炎症抑制への研究発表を行いました。
今回の発表を行った研究では、急性炎症状態にした細胞にRG92を添加したところ、炎症遺伝子発現の抑制が認められました。
また、同じ藻類であるクロレラではこの炎症抑制効果は見られず、RG92の効果はクロレラによって阻害されることがないことから、この炎症抑制効果はRG92の特異的な能力ということが確認されました。
これらの検証は、国立の医療研究機関の最高峰ともいえる国立長寿医療研究センターによって行われ、実際にその効果が認められたという点において、強い信頼性を持つと言えます。
この度の研究では急性炎症での抑制効果確認のため、次の段階では慢性炎症での効果の確認が重要となります。
そのためには慢性炎症のみに存在し、急性炎症には存在しないマーカーを探し出し、そのマーカーにRG92がどのような影響を与えるかが鍵となります。
現在、国立長寿医療研究センター研究グループと共に老化に繋がる慢性炎症のマーカーの探索を進めております。
サラビオのRG92がヒトの健康寿命の延伸に貢献できる日を信じて、さらなる研究に努めます。