スキンケアサイエンス-皮膚を知る- 吸収と浸透 |
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経皮吸収する経路は3つあります。
皮膚へ塗布したものは角質層(表皮)から真皮へと浸透していきます。
各経路から吸収される量は、毛穴や汗腺からは全体の2%程度で、残りは細胞と細胞の間を通る経路と細胞内を通る経路が占めます。 同じ量をそれぞれの経路で吸収させた場合は、毛穴からの経路が一番吸収性が高くなります。
角質層の表面には皮脂膜(ひしまく)という天然のバリア機能が備わっており、皮膚を熱や光、化学薬品や病原菌等の外的刺激から守り、水分の蒸発を防ぐ役割をしています。
アルコール(エタノール)等の化学薬品を継続的に皮膚へ塗布すると皮脂膜が破壊され、バリア機能が損なわれます。
いくら良い成分が配合されていても、アルコール等の化学薬品で皮膚の健康が損なわれると本末転倒です。
いずれの経皮吸収経路においても、分子サイズと物理化学的性質が浸透率の高低を決めます。
毛穴や汗腺から吸収される分子量は1000以下であり、細胞間や細胞内より吸収される分子量は500以下とされています。
当社の特殊酵素による低分子化技術で生成される分子量は、数百にまで低分子化されています。
従って毛包細胞や色素細胞(メラノサイト)へ効率良く作用することができると考えています。
当研究所では、経皮吸収の仕組みや薬品による弊害を理解した上で、『皮膚にとって一番良いもの』を商品開発の軸にしております。
ノンアルコール・無添加・防腐剤フリーのM-1ミストやサラヴィオ美容液といったロングセラー商品は、このコンセプトに基づいて開発されました。