スキンケアサイエンス-皮膚を知る- 吸収と浸透 |
|
皮膚は、熱や光、化学物質や病原菌などから体を守る働きをしており、人体における第二の免疫器官と言われています。
又、水分の蒸発を防いだり体温を調節する働きもあり、体全体の健康維持には皮膚の健康が必要不可欠です。
: 体を保護する役目
外界の有害な刺激から保護します。熱、光、化学物質、病原体、物理的な力に対する障壁機能を果たします。(バリア機能)
: 体液の漏出を防ぐ
体液(体重の60%が水分)が外に流れ出すのを防ぎ生命を守っています。
: 体温の調節
発熱機構により発汗し、放熱機構により立毛したり、又、皮膚血管の伸縮により体温の調節をします。
: 皮膚呼吸
全身のガス交換(酵素のとりこみ、炭酸ガスの放出)の1-2%を受け持っています。
: 皮脂の分泌
外からの水分、ホコリの侵入を防ぐほか、皮脂に含まれる不飽和脂肪酸が細菌の培植、感染を抑制します。