私たちの使命

温藻(温泉藻類)RG92で、
世界を健やかにする革命を。

SARABiO温泉微生物研究所は、別府という温泉の聖地で、人の健康と笑顔を育むことを目標に創業しました。温泉の持つ効能の正体は微生物の力に拠るもの、という仮説にもとづき、高温の源泉に生きる極限環境微生物『温藻RG92』を発見、炎症を抑制する効果を解明しました。地道な研究と安全性への価値が認められ、2022年には国立長寿医療研究センターと共同で、ヒトの加齢による慢性炎症に対する制御効果を確認する研究も進んでいます。さらに腸内環境活性化・免疫ケアの作用が認められ水産・畜産で実用化もスタート、さまざまな分野で革新を起こしています。

温泉微生物RG92とは

温泉微生物を知っていますか?

地球上のあらゆる環境には、その条件に順応した微生物が生息しています。
もちろん温泉のなかにも多種多様の微生物が見られます。なかでも高温の源泉に生息する極限環境微生物に私たちは着目。特徴は90℃にも達する過酷な環境に耐えるべく進化した驚くべき生命力です。

日本一の温泉都市、
別府で調査を開始

日本では古来より温泉が皮膚疾患やリウマチなどに効能を持つと伝承されてきました。私たちは、その効能は微生物に由来するのでは、という仮説から研究を進めてきました。調査は湯治場として千年以上の歴史を持ち、約3,000もの源泉と10種類の泉種のうち9種類が存在する日本一の温泉都市、別府市で実施されました。

奇跡の微生物「RG92」の発見

2012年、研究所は採取した微生物からいくつか新種の温泉微生物(微細藻類)を発見。なかでも緑色で丸い形をした直径約5μmの微生物が下記のような多才な効果を発揮することを解明。これを『RG92』(Regeneration Gateway92 “92番目に発見した再生への道”)と名付けました。

  • 抗炎症作用
  • 抗酸化作用
  • 糖化障害の抑制
  • アンチエイジング作用
  • ミトコンドリア障害の抑制
  • インスリン抵抗性の改善

広島大と抗炎症効果を実証

広島大学と共同で行なった細胞試験では、RG92が皮膚や体内の炎症を抑制することを証明。まさに仮説どおり温泉効能の正体のひとつがこの微生物だったのです。
2022年には国立研究開発法人 国立長寿医療研究センターとの共同研究もスタート、RG92は健康・医療・食など多彩な分野での可能性を示す第一歩となりました。

プレバイオティクス機能
への期待

2023年、研究所はRG92の新たな特性『プレバイオティクス機能』を解明しました。プレバイオティクスとは消化されずに大腸まで届き、ビフィズス菌など善玉菌の餌になって腸内環境を改善し免疫を向上する機能のこと。
RG92から見出されたこの機能を活かして水産・畜産など多様な事業への研究や提供の実用化が始まりました。



研究所

SARABiO温泉微生物研究所の自社ラボでは温泉微生物に関する基礎研究と、その効能を活かす原料の開発を進めています。